TYPE760
90年3月に2代目のJT191が誕生した。
当初は4ドアセダンのみだったが、2ドアクーペ、3ドアハッチバック、PAネロ、
PAネロハッチバックとバリエーションを広げ、
グレードもC/C、G/G、イルムシャー、ロータスと豊富になる。
それぞれのスタイルには、ほとんど共通点がなく独創的。
さらに、限定車、数々のマイナーチェンジ等で
内装、外装の違うモデルが多数存在する。

エンジンは大きく分けて3つ。
1600ガソリン4XEI型(DOHC16バルブ、140馬力)の191F型
1600ガソリン4XEI型(DOHC16バルブ・ターボ180馬力)の191S型
1500ガソリン4XCI型(SOHC12バルブ100馬力)の151F型
に分けられる。

ここでは、PAネロ、PAネロハッチバック、2ドアクーペ、3ドアハッチバックに限って
発売年月毎にバリエーション違いを追ってみました。


あなたのPA-NEROはどのタイプですか?

WRAPPING

TYPE-X(右)、TYPE-S(左)

カタログ
雑誌オートメカニック誌、1990年8月号、AMドライビング・アイより抜粋、PDFファイルWordファイル

1990年(平成2年)5月16日、アメリカでGMがジオ・ストームとして販売している車の右ハンドル版。
GMと提携関係にあった、イスズは先に、日本車販売用の「GEO」にてPA-NEROを「STORM」の名で販売していた。
ジェミニクーペの姉妹車となるが、この時点では先代のピアッツアの後継車として、イスズではなくヤナセ扱いとなった。
頭の「PA」はピアッツアを意味している。
翌年発売された、ピアッツァ・ネロ(JT221)と混同されるが、これは、イスズでも販売された別の車である。
後に発売される、ジェミニクーペ、と基本ボディを共有する3兄弟車となる。

特に、ジェミニクーペとは、シャシー、エンジンを共有し、相当するモデルでは装備は同じだが
ジェミニクーペとの違いは一見して分かるように、4灯式セミリクタブルヘッドライトが大きな違いの一つ。
個性的なフロイントフェイスを持っている。エンジンは1600ガソリン4XEI型(DOHC16バルブ)のみで、
タイプSと、タイプXの2グレードで構成。

両グレードともに、パワステ、パワーウインドウ&ドアロック、ワンボディオーディオ、アルミホイール
を標準装備する。
タイプXはカラードリアスポイラー、195/50R15タイヤを装備する。
ボディーカラーは、エボニー ブラック、フレームレッド、コバルトブルーマイカ(X)、フラッシュイエロー(S)
の4色を設定。

90年式開始車番
PA NERO JT191F C#7100288〜
OZ     JT191F C#7105833〜

ジェミニ・クーペ新登場
OZ-G

クーペカタログ

1990年(平成2年)8月23日、先にヤナセよりリリースされた、PA-ネロのイスズ版。
グレードはOZ、OZ-Gの2グレードで構成される。

エンジンは1600ガソリン4XEI型(DOHC16バルブ)を搭載し、
ボディカラーは、バハマグリーン、フレームレッド、ロイヤルブルーメタリック、フラッシュイエロー
の4色を設定。
パワステ、パワーウインドウ&ドアロック、ハイマウントストップランプを標準装備する。

ジェミニクーペ・ハッチバック追加

OZ-G

1991年(平成3)年2月21日 を加え、3ドアハッチバックが追加された。
1500ガソリン4XCI型(S OHC12バルブ100馬力)、1600ガソリン4XEI型(DOHC16バルブ140馬力)
の2 タイプのエンジンを搭載。

それぞれにOZ、OZ-Gの2グレードで構成される。また、オートエアコンを標準装備する。
ボディカラーは、バハマグリーン、アンティークシルバーメタリック、ノースホワイト、フレームレッド、
ミスティックブルーマイカの5色を設定。

ジェミニクーペ&ハッチバックにイルムシャーRが追加

191Sクーペ

191Sハッチバック

1991年(平成3年)2月21日、セダンのみの設定だった「イルムシャーR」が
クーペとハッチバックに設定された。
これを機にイルムシャー・シリーズとしての幅がひろがる。
イルムシャーは、オペルのチューニングなどで、知られたメーカーでスポーツイメージ
が強いポジションが与えられている。
特に「イルムシャーR」は、強力なエンジン、 4XEI型(DOHC16バルブ・ターボ180馬力)
フルタイム4WDの先鋭的なモデルとして作られている。

セダン同様に、ボンネットに、NASAインテーク(正確にはNACAインテーク)、イルムシャ-R専用のグレー塗装
のスパイラル15インチアルミホイール、レカロフルバケットシート、モモ製コブラ2ステアリングを装備。
ボディカラーは、ノースホワイト、フレームレッド、ミスティックブルーマイカの3色を設定。

PAネロマイナーチェンジ・イルムシャー160Rが追加

イルムシャー160R

1991年(平成3年)2月21日、ヤナセ扱いのPA-ネロが改良された。
従来のタイプS、タイプXを、160S、160Xに名称を変更。
サイドドアビーム、リア3点式シートベルト、4スピーカー(160X)などが追加。
それに伴い、リアガーニッシュのマーク、ロゴが変更された。
また、160Xにミスティックブルーマイカ色が追加。

そして、ジェミニクーペ同様にセダンの「イルムシャーR」に搭載されていた
4XEI型、DO HCターボエンジンが、PA-ネロにも設定された「イルムシャー160R」が新登場。

私のPA-ネロがこのモデルである。

画像クリック  若干大きな画像で見れます。


 


91年式開始車番
PA NERO JT191F C#7109723〜
JT191S C#7101760〜

限定車PAネロハンドリングバイロータス追加

handringbylotus

1991年(平成3年)5月21日、 PAネロにハンドリング・バイロータスが限定販売された。
ジェミニセダンでは、すでにZZ ハンドリングバイロータスは発売されていたが
セダン同様に英国ロータス社がサスペンションをチューニングしたモデル。

160Xをベースに、レカロLXタイプシート、モモ製ステアリング、BBS製15インチアルミホイール
オートエアコン、パナソニック製オーディオ、イルミネーション付きリアガーニッシュを装備。
ボディカラーはセダンは、ブリティッシュグリーンマイカのみだったが、PAネロ版では
エボニーブラックの1色のみの設定となる。
(限定200台)

新型ピアッツァ&ピアッツァネローフルモデルチェンジ

PIAZZA 181XE

PIAZZA NERO 181XE

カタログ:ハンドリングバイロータス

1991年(平成3年)8月21日イスズのスペシャリティーカー「ピアッツァ&ピアッツァネロ」
10年ぶりにフルモデルチェンジされた。イタリア人の「ジウジアーロ」デザインによる、
華麗でスタイリッシュ、エレガントな高級志向の強い、
クーペスタイルが先代(JR-ピアッツァ)における最大の魅力だったが
ジェミニクーペのノーズだけを変えた2代目は先代に、似ても似つかぬ
お世辞にもスタイリッシュとは言い難いスタイリングが与えられ、ピアッツァとしての
アイデンティティや魅力は完全に失われてしまった。

しかし、エンジンは新開発の4XFI型1800DOHCエンジンを搭載。
英国ロータス社がチューニングしたサスペンション、レカロ本皮シート、モモ製ステアリング
BBS製アルミホイール(181XE)などを装備し高級感をアピールしたが
先代ほどの評価も話題も与えられず、2代目にして最後のピアッツァになってしまった。

グレードは181XE、181XE/Sの2グレードで構成される。
ボディカラーは、ブリティッシュグリーンマイカ、ノースホワイト、ブリリアントレッドマイカ、
エボニーブラック(ネロ)の4色を設定。
ヤナセ仕様のピアッツァネロはフロントの「ネロ」バッジとシートの柄などで差別化している。

PAネロにハッチバック追加

IRMSCHER 160R

1991年(平成3年)11月5日、PAネロ1500SOHCエンジンを搭載した「150J」
1600DOHCターボエンジンを搭載した「イルムシャー160R」の2車種のハッチバック
が追加設定された。
ボディカラーは、エボニーブラック、ノースホワイト、フレームレッド(150J)
ミスティックブルーマイカ(160R)の4色を設定。

PAネロ限定車・イルムシャー160F

1992年(平成4年)5月20日、PAネロ160 Xをベースにイルムシャー社がチューニング
した限定車「イルムシャー160F」が登場。

エボニーブラック、トーチレッドのボディーカラーにレカロシート、モモ製ステアリング
オートエアコン、オーディオ、サンルーフ、ウイングタイプリアスポイラー、
イルムシャ-R用のグレー塗装のスパイラル15インチアルミホイール、
ボディーカラーキードドアミラー&リアガーニッシュを装備。
(限定100台、6月6日発売)

ジェミニシリーズ・マイナーチェンジ

1992年10月29日に全てのモデルでマイナーチェンジされた。

「クーペ&ハッチバック」

クーペに新形状ウイングタイプのリアスポイラー。
クーペ&ハッチバックに新デザインのホイールカバー採用。
クーペのOZ、イルムシャーR、ハッチバックの1600 OZ、0Z-G、1500 OZ
イルムシャーRが廃止された。
全車、メーター針をオレンジ色に、メーター文字デザインを変更した。

同時にヤナセ扱いのPAネロもマイナーチェンジ。
クーペに新形状ウイングタイプのリアスポイラー。
新デザインのアルミホイール(輸出用)
ハッチバックに新デザインのホイールカバーが採用。
ピアッツァ&ピアッツァネロは181XEが廃止され、181XE/Sのみになった。

1993年(平成5年)8月30日

イスズ内製モデル生産終了。

内容は随時更新しています。

主な概要を書いてますので、抜けてる部分・不備があるかもしれません。
明らかに違うとのご指摘遠慮なく。

参考文献
オートメカニック誌
PANDA誌
ジェミニの全て
J'S TIPO
TYPE760誌
ヤフー自動車
カーセンサーWEB
イスズ純正パーツカタログ